もはやグーグルは検索エンジンじゃない
なにを検索するのかというと、
ホームページでした。
過去の話です。
昔、インターネットが
一般化されだした頃の話です。
いろいろなホームページが制作されました。
当時にとってネットは、ニッチな情報が
ネットで取得できるようになった
画期的なシステムでした。
その便利さは説明するまでもないでしょう。
ところが、ネットが始まった頃は、
まだ今のようにページが溢れていませんでした。
求めている情報が載っているページがあることを知っていても
それを表示することが簡単にできないこともあったのです。
その時の救世主が
検索エンジンです。
ニッチなページであっても探し出す
ツールが
検索エンジンだったのです。
特に、グーグルは細部にわたって検索していました。
そして、大量のページを検索していたため、
受け入れられました。
もちろん、ニッチなページでなくても
グーグルは探し出します。
その時のユーザの行動構造はこうです。
調べたい事がある。
↓
その答えがあるページを検索する。
グーグルを使う。
↓
検索したページを参照する。
検索エンジンはページを検索する時に使われていたのですね。
検索エンジンは大量にあるホームページを検索して
そのありかを教えるツールだったのです。
ランキング
検索されたページは何百万ページ(それ以上)もありました。
もはや、一覧でも表示しきれないほどのページが検索されました。
検索すると、
検索結果の件数が表示されていますが、
その数の多さに驚きました。
そして、それらが数秒で検索されることにも驚きました。
検索するということは、実に時間がかかることであったにもかかわらず、
グーグルはそれを瞬時にやってのけたのです。
その驚きにかくれて、ランキングというものの重要性は埋もれていました。
ランキングというのは、検索結果の表示順のことです。
検索結果の最初に表示されるページは桁違いに参照されることになりました。
逆に、検索されてても、表示されないページは
事実上、存在しないページ同然になったのです。
検索結果を瞬時にみつける技術は確率されました。
そこで、グーグルの課題は次のようにシフトしました。
いかに大量のページから検索するか?
↓
いかに重要なページを上位にもっていくか?
グーグルはどのようなページを上位にもっていくか、
常に、今でも研究し、改良すべく修正し続けています。
検索エンジンからの脱却
ホームページを検索する、ランキング(格付け)する、
当然、今でも修正は続いていますが、
ここにきて、次の波がきました。
それが、この記事のタイトルです。
今、この世の中にある最強の人工知能(AI)を上げるとするなら、
グーグルエンジンになると思いませんか?
調べる=ググる
という等式からもそれを承認する人は多いのではないでしょうか?
人工知能という言葉が適切かどうかわかりません。
ここでいう人工知能というのは、
調べたい事がある。
↓
グーグルが直接答えをだす。
つまり、グーグルは、
世の中の公開されたホームページを
マイニングし、
独自の人工知能データベース(ナレッジベース)を構築し、
検索結果のトップに、その人工知能データベースの
出力結果を表示するようになってきてるのです。
その証拠に、グーグルは検索結果をすべて表示しなくなりました。
なんていうことでしょう?
検索エンジンの働きの多きは、
ページを検索し、ランキング(格付け)するだけでなく、
人工知能データベースの構築にまで成長してきました。
これがどういうことかというと、
一般の人がなにかを調べたとき、
調べた答えがかいてあるページをみるのではなく、
グーグルが予め調べた答えをみることになるのです。
便利になると同時に、危険もあります。
どういった危険かというと、
情報操作される危険性です。
たとえば、
今、「日本の面積」をグーグルで検索すると、
直ちに、
378,000 km²が
大々的表示されます。
日本の面積が書かれているページをみることなく
その答えともいえる情報がグーグルによって
表示されます。
これはおそらく正しい結果ですが、
もし、別の表示(誤った表示)になったとしたらどでしょう?
グーグルに依存している人は、
いともかんたんに誤った表示をも受け入れてしまうでしょう。
この例はあきらかに間違いがわかる調べ物でしたが、
批判的な記事や
うわさなどの記事、
捏造された記事、
意図的に修正された記事、
これらを鵜呑みに信じてしまう人が
大量生産される危険性があります。
いや、もう情報操作はかなりされています。
おそらく、普通の人が考えている
予想以上に進んでいます。
もはや、「注意しましょう」
で済むレベルでない程度には
操作されていますよ。
グーグルをみてるとそれがよくわかります。
そして、
見かけは違ってみえるかもしれませんが、
グーグルと同じようなことは、
いたるところで起きています。
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